感想戦!(人生で出会った本や音楽、そして日々の出来事)

今年(2021年)の9月に還暦を迎える事が出来ました。今までの人生で出会った本や音楽について勝手気ままに綴ってみようと思います。

rockin'on 創刊50周年!

4月9日 そろそろ賞味期限ギリギリという事で、Rockmusicの専門誌 rockin'on 創刊50周年の事を書きたいと思います。今の出版業界がどうのこうのと言う事ではなく、Rockmusicの専門誌という限られた読者層の雑誌が50年も続いたというのは大変な事だと思う。昨年還暦を迎えた僕の人生、そのうち50年rockin'onは書店の書棚に並べ続けられていた訳である。


何故50年も続いたのか?かつては熱心な読者だった者として言わせて頂けるのなら、この雑誌に掲載されているRockの評論ほどRockmusicをきちんと言語化している文章は他には見当たらない。まさにこの雑誌そのものが(かつての)僕にはRockそのものだった。熱心な聴き手が書き手であり、その曲の良さを時には批評を正確な言葉によって読者に伝える。所謂業界の都合ではなく、正直に伝えるという熱意と誠意そしてその事をきちんと誌面に表す編集方針は読者を裏切る事は無く、その結果として50年間支持され買われ続けたのだろう。


僕はラップミュージックがRockの中に台頭してきた頃からRockから距離を置くようになってしまった。RUN DMCやNS、EMINEMも聴いたがライムは理解出来ずに、またサンプリングやスクラッチノイズの入った音には馴染む事が出来ずに、その後Rockのメインストリートに戻る事は無かった。THE STONE ROSESやNIRVANAが最後の衝撃だった。


しかし、今でも当時のRockを聴き、時折り気まぐれの様に(気になる記事があると)
rockin'onを買って読む。新しいRockは聴かなくなったが、今でもあの時のその音は俺の心
のsledgehammerだ。rockin'onが教科書だった。では(PETER GABRIELを聴きながら)